#02 最近の動向
どうも。怒涛の放置プレイ力に定評のあるeau.です。
「すぐに飽きてこのエントリだけがトップに鎮座するだけかも知れません」とか書いたら本当にその通りになっていた。これが有言実行ってやつですね。違います。
最近の動向について。
FRENZ
topの一枚絵で告知しておりましたが、9/18に新宿・ロフトプラスワンで行われるイベント「FRENZ」に参加します。
公式サイトは以下。
http://f-renz.jp/
二年振りの新作になります。未だにCeleronとFlashMX2004で作ってます。技術の進歩についていけない。
モーション・グラフィクスというよりかは、各シンボルが巨大な物語の中の記号として機能し、それを包括するメタ情報によって完結される、コンセプチュアル・アートに近いような作品に仕上がっています。しかし表現的には、"同じシンボルが繰り返し現れる"と言う点でミニマルに近いので純粋にコンセプチュアルとも言えないかもしれない。
時間の流れの中で物語として働く、「すべてのシンボルが言語化/注釈可能」なモーション・グラフィクス、といったイメージです。(それが果たしてモーション・グラフィクスと言えるのか否か、というのは置いておいて)
また、今回は(多分)初めて具象シンボルを使った作品となります。というか最早top絵でネタバレしていますが、人形と鋏、眼といったシンボルが使われます。「具象を具象として扱わずに、如何に具象をパーツとして扱えるか」が表現面での個人的な勝負。
現段階で6030fr/8000fr(30fps)完成しています。例によってMGにしてはやや長め。よろしくお願いします。
美術展
8月の間に行った美術展について。備忘録も兼ねて。
新国立美術館:「オルセー美術館展2010-ポスト印象派」「マン・レイ-知られざる創作の秘密」
国立近代美術館:「建築はどこにあるの?-7つのインスタレーション展」「いみありげなしみ展」と常設展(日本の近現代美術)、
横浜美術館:「ポーラ美術館展-印象派とエコール・ド・パリ」と常設展。
「オルセー美術館展」の感想を書こうと思ったけれども、あまりにまとまりがなく長かったので書きっ放しで放置。そのうち載せるかもしれない。
渋谷文化村の「ブリューゲル版画展」も行きたかったけれども、結局機会の無いまま期間終了。また「ブルーノ・ムナーリ-アートの楽しい見つけ方」も行きたかったけれども、やはり横須賀美術館は遠過ぎた。
「ポーラ美術館展」で、初めて生のシャガールやモディリアーニ等を見てまいりました。シャガールに非常に興味が湧いたので、東京藝術大学の「ロシア・アヴァンギャルドとの出会い-交錯する夢と前衛展」も近いうちに行きたいところ。個人的にはマリー・ローランサンという画家の作風が好き。あとやはり新印象派のシニャックの絵画「オーセールの橋」は身震いがするほど美しい。印象派の絵画は色のコンポーネントとしても勉強になります。
9月はまず横浜美術館で「ドガ展」。近場でドガの名画を堪能出来るなんて。これは通いつめるしかない。佐藤雅彦「これも自分と認めざるを得ない」もピタゴラ好きとして行かねばなるまい。新国立美術館でも「ゴッホ展」が始まるし、この大規模な印象派イヤーに感謝。
またFRENZ終了後に「瀬戸内国際芸術祭」を見に四国の方にも行ってきます。地中美術館で見るモネの「睡蓮」が楽しみでたまらない。